矯正治療はＩ期治療とＩＩ期治療に分かれます。
　1期治療は乳歯列期、混合歯列期の治療、ＩＩ期治療は永久歯が生え揃ってからの治療だとお考えください。

　矯正治療の目的は、永久歯の歯並びや噛み合わせをよくすることです。しかし永久歯が生え揃うのを待っていては、14～15歳になってしまいます。そのころになると骨格の成長はほぼ終わっているので、骨格の成長を治療に利用したい場合は、それでは手遅れになってしまいます。むしろもっと小さいころから治療を始めた方がよいのです。
　そこで、まだ小さいうちに、将来不正咬合の原因となる骨格の問題を解決しながら、成長期の機能不全を解消する治療をＩ期治療を行います。具体的には旺盛な成長を押えたり、逆にあごの成長を促進させたりすることで、上あごと下あごの成長度合いを調整します。また、先細っている現代っ子の歯並びをの横幅を広げたりといったことです。これは成長期であるからこそできる整形学的な矯正治療です。
　これに対してＩＩ期治療は、Ｉ期治療によって、整った土台にすべての永久歯をきれいに並べるというものです。

　当院では、Ｉ期治療から矯正を始められて、その後でＩＩ期治療に移行されたとしても、トータルの治療費は、一人分の治療費で押さえるようにしています。永久歯が生え揃うのを待ってから治療したのでは、ベストな治療のタイミングを失ってしまい、本人の負担も大きくなってしまうことが少なくありません。
　当院ではトータルの金額は一人分で、1期治療の時に治療費の半額を、2期治療の時に残りの半額をいただくという形で、早めに矯正治療に取り組んでいただけるように配慮させていただいております。

治療費総額（検査・診断料、装置料、毎回ごとの処置料、リテーナー料、全て含む）