東京のみなさまのご要望にお応えします 高輪矯正歯科医院
当院では、患者さまのご希望に沿いながら、患者さまの望まれる理想の歯並びを実現するお手伝いをいたします。ですから患者さまが「いやだ」と思われることは、当然ながら極力避けて矯正治療行います。そのためにさまざまなテクニックをご用意しています。「これはいやだ」と思われることは、最初からおっしゃっていただければ、なるべくご希望に沿える希望に沿う治療を行わせていただきます。
「歯を抜きたくない」
歯を抜かずに矯正する方法はあります。
わたしは、一般的な矯正治療は歯を抜きすぎると思っています。子どものころから継続的に矯正治療を行っていれば、健康できれいな歯並びにするために歯を抜く必要はほとんどないとわたしは思います。
成人であっても、歯を抜かずに治療することは、7割方可能ではないでしょうか。もちろん治療期間が長期化するケースもありますし、すべての症例に対してできるわけではありません。やはり歯を抜いていただいた方がよいケースもあるでしょう。
なぜ一般的な矯正治療では歯を抜いてしまうかというと、治療する側が、歯を抜いたほうが治療が楽だからです。
「歯並びが悪い」ということは込み合いがきついわけですから、込み合いを解消するためのすき間を作るために歯を抜いてしまうのが一番簡単な矯正方法です。歯を抜かずに矯正を行うということは、すき間を作らずに矯正治療を行うわけですから、技術も必要ですし作業も大変になります。
とはいえわたしが矯正治療を志した時には、すでに世界的なレベルでは歯を抜かずに治す矯正治療は存在していました。わたしはそういう先生に師事したり、国内でも抜かずに矯正を行う治療を行う研究組織に参加したりして、技術を磨いてきました。歯を抜かずに矯正を行う矯正治療は、当院ではかなり高いレベルで可能となっております。
「手術をしたくない 入院したくない」
これもやはり、わたしは一般的な矯正治療では手術をやり過ぎだと思っています。
先天的な問題があるためにあごが小さすぎたり大きすぎるので、平均的な顔の大きさに近づけるために入院して全身麻酔で手術するといったことはアメリカで発展し、日本でも行われてきました。
近代的な矯正歯科の始祖とされるドクターが打ち出した概念で、「正常咬合」という考え方があります。人間の歯のかみ合わせの正しいモデルを確立して、「それに合わない噛み合わせは不正咬合である」という考え方です。また、統計的な手法を用い、顔面骨格の計測値から「平均的」とされる範囲を予め決めておき、あなたの顔面骨格が「平均的でない」という理由で「正常範囲から逸脱した噛み合わせの人は、手術をしてでも治してしまおう」と発想するのです。
この考え方は日本の矯正歯科の世界でも根強い支持を得ているのですが、わたしは果たして正しいのだろうかと疑問を持っています。すべての人が同じ顔の形になる必要はないのではないでしょうか。顔の形が違っても、噛み合わせがよくてその人が十分健康で暮らせれば何の問題もないはずです。
ですからわたしは、「個人の骨格に合わせて、個々の患者さまそれぞれに、最適な正常咬合があるはずだ」という個性正常咬合の考え方を追求していきたいと思っているのです。
その人の顔面骨格の中に歯並びがフィットしていて、上下の歯の噛み合わせがきちんとできて唇の機能不全もなければ、それはその人にとっての正常咬合であるはずです。正常咬合は人種によっても個人によっても異なります。
そう考えれば、本当に矯正のために必要な手術というのはどれほどあるのでしょうか。その必要性が問題になってきます。実は矯正歯科医のほうが、自分が習ってきた歯科矯正学という学問に忠実であろうとするがゆえに、思想的に縛られて、「正常咬合から外れていれば手術をしなければならない」という思い込みを強く持ってしまっているケースが多いのではないかと思います。
わたしはあくまでも患者さま一人ひとりの正常咬合を追及する「個性正常咬合」の考え方に基づいて、矯正計画を考えますから、手術の必要性がそれほど多いとは思わないのです。
あまりにも上下のあごの骨の大きさが違うために、上下の歯を噛み合わせることができないような場合などはどうしても手術が必要になりますが、そうでなければわたしはなるべく手術をせずに、する治療法をご提案申し上げるようにしています。
「目立たない矯正治療をしたい」
矯正治療を目立たなくすることは可能です。
「矯正治療を見えないように行いたい」のか、「目立たなければよい」のかによって方法が異なります。
見えない矯正治療のためには、歯の裏側・舌側に(ワイヤーを通す)矯正装置をつければ大丈夫です。日本製の歯の裏側につけるブラケットを使用すれば、矯正治療を行っているとはわかりません。しかし歯の裏側に針金が通っていますから違和感がありますし、歯磨きも難しくなりますし、やや喋りにくくなるという難点もあります。
それを避けるためには、金属製の目立つ部分を強化プラスチックにしたブラケット(=クリアー 必要な部分だけ金属で補強しています)を使用すればほとんど目立たずにすみます。ただし長期間使っているとプラスチック部分が変色したり軟化したりしてきますから途中で取り替える必要も出てくるかもしれません。(治療上必要となったブラケットのつけ直しに費用はかかりません)
この装置は柔らかいので、装置と歯がぶつかっても歯が削れてしまうことはありません。お子さまにはこちらの矯正装置をお勧めしています。
成人の場合は歯が堅くなっていますし、審美性も重要ですから、人工のサファイアで作製された。より目立たないサファイアというブラケットをお勧めしています。
「痛くない治療をしたい」
現在の矯正治療では、痛み止めを飲まなければならないほどの痛みはありません。
矯正装置によって少し歯が押さえ付けられているような違和感を感じたり、力を入れて噛むと痛いので噛みにくいといったことはあるでしょう。そうした噛みにくさは1~2週間で解消するはずです。最初は「ご飯が食べにくいな」と思っても、しばらくすると何も気にせずにむしゃむしゃ食べている自分に気がつくはずです。
ですから装置を入れた当初に多少痛さを感じても、それはすぐに治ると思います。心配されるほどの痛みはないでしょう。
お子さんの場合には、「矯正している学校の友達が痛いと言っていた」とおっしゃるかもしれませんが、その場合は、「その子は泣いていた?それとも元気に走り回っていた?」と聞いてみてください。矯正の痛みで泣いているお子さんはいないはずです。
「長期間の矯正治療はイヤだ」
当院では、治療期間をできるだけ短くするよう努力しています。
しかし人間の身体のことですから、「歯が動く制限速度」が存在します。矯正力は、歯を支えている骨などの組織をだんだん柔らかくして、新しい組織に置き変えながら歯を移動させます。そうした細胞の再生にかかるスピードは、決まっていますから、それを短縮化しようとすると組織にダメージを加えてしまうことになりかねません。
どのような矯正を行いたいかという最終的なゴールのイメージによって、調整期間の長さは変わってきます。個人差もありますが、矯正のゴールが遠ければ、やはり時間はかかることになるでしょう。理屈にかなったスピードの範囲で最大限の短縮化を心がけていますが、それを超えるわけにはいかないので、それ以上に治療期間を短くされたい場合には、どのように調整するかというゴールついての変更を考える必要も出てくるかもしれません。
「何度も通院するのは困る」
みなさん忙しいので「何度も通院しなければいけないのは困る」と思われるのは当然です。矯正治療には全体の時間は長くかかりますが、通院はだいたい月1回で大丈夫です。
かなりの遠隔地や、外国にお住まいの方で「3カ月に1度くらいしか来院できない」という方でも、東京にいらっしゃった時、あるいはご帰国中の間に治療できるように調整しています。それは矯正装置の材料を吟味したり、毎回の調整量を多くすることで可能です。しかし、治療中にご自宅で口腔衛生に気を使っていただくといった気配りが必要になります。
当院はすべての新幹線が停車する品川駅前にありますので、遠隔地の方も便利に通院していただけます。
「矯正治療は料金が高いのではないか」
矯正治療は医療保険が使えませんから、全額自費負担になります。ものすごく人手がかかるフルオーダーメードの治療であること、治療に長期間かかることといった点から、その点では負担感を感じられる方は少なくないかもしれません。
とはいえ、一般的な歯科治療と矯正治療を比較すると、治療から得られる価値という点でけば、矯正治療は一般的歯科治療の3倍ぐらいの価値があるのではないかという見方もあります。
例えば自分の前歯を6本削って、セラミックスの人工歯を入れるとすると72万円程度かかります。しかし矯正治療の場合は、同じ値段で、自分自身の歯で、前歯だけでなくすべての歯の噛み合わせをきれいにすることが可能です。つまり治療から得られるリターンを考えると、投資としては有益な投資という判断もできるのではないでしょうか。
「自分の歯を守る」、その値打ちがお分かりいただける方が、積極的に矯正治療に取り組まれているのです。
最初のご相談の時は初めてお会いし、限られた時間の中で患者さまのニーズを聞かせていただくわけですから、わたしにも至らない点もあるかもしれません。はっきりとしたご希望をお持ちであれば、診察の際にぜひご遠慮なくどんどんお聞かせください。わたしにとっても治療計画を立てるうえで大変役に立つことになります。
東京の矯正歯科 高輪矯正歯科医院