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複雑症例     東京の矯正歯科、高輪矯正歯科医院

複雑症例 品川駅前すぐ、高輪矯正歯科医院

矯正治療以外も併用する「複雑症例」

矯正治療以外も併用す 複雑症例とは、複数の病因が混ざり合っているために、矯正治療だけでは解決できない症例のことです。このような治療は複数のスペシャリストがチームで担当します。英語ではインター・ディシプリナリー・アプローチ、本邦では「包括的治療」と訳されています。
 矯正治療は今ある歯を素材として、この素材を並び替えることできれいな歯並びを作るのですが、そもそもの素材自体が傷んでいる場合は、普通の矯正治療を行ってはかえって歯を痛めてしまうことにもなりかねません。歯を支える組織が炎症状態である歯周病も、矯正治療で力を加えると急激に悪化する可能性もあります。そこで複数の歯科領域にまたがる対処が必要となってきますが、これはわたしのもっとも得意とする分野です。

 例えば、過去に受けた虫歯の治療がずさんであったために、歯にひびが入ったり痛んだりして、全体がボロボロになってしまっているようなケースがあります。歯が欠損していたり、すべての歯がひどい歯周病でぐらついていたり、歯が全体的に傷んでいる複雑症例を、どのような形で最終的にきれいに治療するかは歯科医の腕の見せ所です。
 わたしは矯正治療を志した時から、そうした難しい複雑症例の患者さまを担当する機会が多かったという巡り合わせもあって、複雑症例についての治療方法を、わたしなりに長年の間研究して参りました。

信頼のおける専門医のチーム医療でお悩みを解決します

 複雑症例の患者さまは、治療をすれば素晴らしい効果を期待することができます。
 とは言え、わたしだけが知っている特別な治療を行っているわけではありません。青年期以降の方で歯にあまり注意をしていらっしゃらなかった方の場合、口の中がかなり乱雑な古い建築物のような状態になってしまっています。古代ギリシャ神殿の遺跡を思い浮かべてください。まずがれきをひとつひとつ片付けて整理して、使える柱はそのまま使いますし、倒れているものは起こす、使えない柱は後から付け足して、全体を補強し辛抱強く修復していくという作業を行っている。と考えていただければ、イメージとして近いと思います。

信頼のおける専門医のチーム医療 こうした複雑で包括的な治療では、全体の治療プランを決定し、複数の担当医と専門的な立場からディスカッションを行って、代替案を出しながら、協力して治療全体のハンドリングを行う能力が必要です。
 あくまで大事な点は、「最終形としてきちんとした噛み合わせになるよう治療を積み上げてゆく」ことです。それができていなければ、インプラント治療もセラミック治療も上手くゆきません。このような複雑症例の包括治療では、「群盲象を撫でる」状況に陥りやすいものです。スペシャリストがそれぞれの立場からだけもをの言っていては全体が見えてこないのです。
 私は、幸いにして留学時代にそこに気付き、治療全体を見渡す視点を養いながら、たくさんの複雑症例の治療を行って来れたのです。
 私の専門は矯正歯科ですので、それ以外の治療を実際には担当しておりませんが、矯正歯科以外の専門領域の技術、知識の習得に多くの時間を費やしています。矯正歯科医である前に、一流の歯科医でなければならないというのが私の持論です。

 インプラントやセラミックについては、信頼のおける専門の先生たちとチームを組んで治療に当たっています。患者さまがもともと信頼しているかかりつけの先生がいらっしゃれば、その先生と連携して治療に当たります。

東京の矯正歯科 高輪矯正歯科医院

インプラントやセラミックについては、信頼のおける専門の先生たちとチームを組んで治療に当たっています